地籍調査は市町村が主体となり、土地の所有者、地番、地目を調査し、境界・地積を確定する事業です。
自然人には戸籍がありますが、これに対比して地籍を「土地の戸籍」と呼ぶこともあります。
現在の全国、静岡県、湖西市の実施状況を確認しますと以下のとおりです。
土地取引、都市再生事業、災害復旧、公共用地の適正管理、課税の公平性等様々なメリットがありますが、なかなか進捗していません。
静岡新聞の報道によると静岡県第4次地震被害想定に基づく津波浸水域の3割近くが、地籍調査の空白地域となっているとのことです。
実施の障害は、財源、人員不足です。
静岡県下は南海トラフ巨大地震の被災地となる可能性が高いことからも、実施を進めて欲しいと思います。
1.全国の地籍調査の実施状況
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全国平均51%(平成26年度末時点)、関東、東海、関西地域の実施状況に遅れ、特に都市部(DID地区)と山林部が遅れている。
2.静岡県の地籍調査の実施状況
地籍調査Webサイト
国土調査法に基づき行われている地籍調査に関する様々な情報やデータを紹介しています。
平均24%、静岡市3%、沼津市9%、浜松市26%、静岡市の進捗状況の遅れが目立つ。
3.湖西市の地籍調査の実施状況
地籍調査Webサイト
国土調査法に基づき行われている地籍調査に関する様々な情報やデータを紹介しています。
平均28%、「休止中(再開準備中): 地籍調査休止中ですが、再開に向けて準備中」