6月28日、湖西市主催の市民後見人講演会に出席しました。
富士市社会福祉協議会から富士市の取り組みを紹介、静岡県内ではじめて市民後見人に選任された小泉さんから後見人の活動の報告がされました。
1.富士市社会福祉協議会より富士市の取組と市民後見人への期待
(1)富士市の市民後見人育成への取組及びその背景
少子高齢社会、親族自身の高齢化、専門職後見人の不足などの背景、市民後見人による身近な生活圏域における支え合いの必要性など
(2)市民後見人誕生のプロセス
①専門職からのリレー方式
②日常生活自立支援利用者、成年後見開始の首長申立⇒社会福祉協議会による法人後見⇒市民後見人
(3)市民後見人の条件
①紛争性がない
②身上監護が中心
③社会福祉協議会の後見監督
2.市民後見人からの活動報告
①市民後見人養成研修の受講
②養成研修受講後の取組(法人後見支援員、継続研修など)
③社会福祉協議会の後見監督
④家庭裁判所への定期報告
3.感想
富士市が市民貢後見推進事業を立ち上げたのは平成23年、そこから検討会の立ち上げ、市民後見人養成研修カリキュラムの作成を経て、平成29年8月に市民後見人が誕生というように市民後見人誕生までには関係者の継続した取り組みが必要です。
湖西市でも市、社会福祉協議会、包括支援センター、専門職をはじめとしたネットワークを構築し、市民後見人育成への環境づくりから始める必要性を大いに感じました。